アラサー憂鬱女のうつ病ではないけど憂鬱ブログ

病気までとはいかないけど毎日が憂鬱で苦しい人のブログ

障害者施設での殺人事件と安楽死

最悪の事件が起きました…

神奈川県相模原市のやまゆり園で元職員の男性が入居者45人を刺し、19人が死亡しました。犠牲者の方々は怖くて痛い思いをしたことと思います。

恐ろしいことに、彼は「障害者は安楽死するべき」との意見を持っていたと報道されています。

 

私は安楽死の制度化を望んでいます。(安楽死できる「権利」がほしいのであって、誰かを安楽死させたいわけではありません)

というか人生にそれくらいしか救いがありません。一筋の光明です。

 

ですが、今回の事件でもともと望みが薄かった安楽死がさらに遠のいてしまいました………安楽死のイメージはストップ安です

きっと「安楽死制度があったほうがいいんじゃないかな」といえば、

障がい者を強制的に安楽死させるつもりか!」「弱者の権利が!」と感情的に否定されてるでしょう。悲しいです。

自己決定権の延長なので、理屈から言って自己の意思を表明できない方(法的に意思能力のない方)は心配しなくても安楽死する権利は得られません。(それはそれで残酷だと思いますが)

 …でもオランダで重度障害の新生児の安楽死はあったような気がする…

日本以外で安楽死できないのか

ちなみに、現在他国で許可されている安楽死ですが、現在ではスイスのみで外国人の安楽死を受け入れています。(安楽死については別の記事に書きます)

ディグダニスという団体が外国人の安楽死を受け付けています。団体への登録料25万、実際の安楽死執行40万と、70万程度(通貨レートによって変わります。渡航費用、現地滞在費用は別途かかります)

150万ほどあれば安心じゃないでしょうか。

なお、スイスでは身体的には健康なうつ病患者の安楽死は認められていませんのでご注意。

ベルギーで24歳の女性が鬱で安楽死が認められましたが、ベルギーの安楽死制度は外国人に開放されていません。

 

相模原の施設襲撃事件の犯人の「安楽死」との違い

 私が求めているのは(というか多くの安楽死賛成派)「自己決定権としての安楽死」です。自分の死に方、死ぬ時期を自分で決める権利です。

ある基準に満たないものに安楽な死を強制するわけではありません。

安楽死は「自己決定権」の延長なので、「本人の意思」に基づくものです。なので社会的に不利な立場の人が死を強制されるということは基本的には起こらない制度です。

 

すでに実施されている国では、「本人の意思」+ 複数の専門家の同意が必要などの手順が必要とされます

なので認知症のステージが進むと、意思能力が認められなくて安楽死できないということも当然あります。ちなみに、安楽死を受ける人は圧倒的に癌患者が多いそうです。また、収入の高い層が比較的利用率が高いそうです。

 とりあえず、安楽死障がい者やお年寄りに死ぬ義務を与えるものではなく、死を望む人に自分の死に方をより良いものにする権利を与えるものだと理解してほしいです。

死ぬのが怖い だからこそ安楽死したい

私は自分の将来が不安で仕方がありません。Aiによる大量失業で国が破たんし、医療制度や福祉度が破たんし、ろくに水道も通わない未来があるのではないか、

移民政策で移民が増え、多数派になった移民から弾圧され、住宅を取り上げられるのではないか、移民に社会福祉を食いつぶされ、自分たちは年金も医療も受けられなくなるのでは

AIによる大量失業で、無職者があふれ、治安は悪化し、自分も日々何もやることも成長もなしに無為にいきるのか

人口爆発が止まらず(すでに73億人もいます)、食料が枯れ、日々の食料にも飢えるようになるのではないか(ちなみに、餓死はとても苦しいです。空腹感は克服できますが、空っぽの胃が重度の胃潰瘍を起こし、眠れないほどのめまいと吐き気に襲われ、内臓が消化される痛みを味わいます。標準的日本人体型の方で水分は摂取する想定なら、30-60日間は食べ物を絶たないと死ねません)

 

40年後にがんになったとして、もし医療制度が破たんしていたら?亡くなるまでに何年か期間があります。この間の抗がん剤放射線治療は、現在の制度では何とか受けられても、医療制度が破たんすれば庶民には手の出る値段ではありません。もし骨に転移したら、、、そしてその時、もし、モルヒネを買うお金もなかったら…?

 想像するだに恐ろしいです。先進国以外ではモルヒネが不足しているがん患者はたくさんて、むしろ今の日本のように金持ちじゃなくても、ガンガンモルヒネを投与してもらえるのはラッキーなんだな~って思います。当たり前じゃないんですよ。ラッキーとはもろいものです。続きません。私たちのような20代の若者が、将来そのラッキーにありつける可能性って結構低いのではないでしょうか。

とか、考えたり…治安がクソ悪くなってて、強盗にぶん殴られて障害を負ってしまったりとか考えたり…

医療にかかるお金もなくて、中途半端に治療してお金が無くなって、家も追い出されて、一人で疼痛に苦しむ…絶対にいやだ…安楽死したい!

 

まあ、甘ったれていると思う方もいると思います。まあ、そうかもしれません。私は臆病です。が、それの何が悪いのかわかりません。税金使ってなんかしてくれってわけじゃないです。臆病でない人は病魔と最後まで戦い、安楽死しなきゃいいだけです。回復の見込みのない病苦と最後まで戦う。それは立派なことだと思いますが、他人に強制してよいことではありません。

 

苦しみのない死は、技術的にはできているのですから、望む人に与えられるべきです。

 (動画を見る限り、完全に全く苦しくないわけではなさそうです。が、ほかの自殺手段よりはマシだと思います)

 

スイスに行けばいいじゃん?

まあとりあえずスイスがあるから安心…って思いますか?末期がんになったらスイスに行けばいいやって

制度というのは恒久のものではありません。自分が末期がんになるころまでスイスの制度が安泰というわけではありません。先日ヨーロッパがやばいんじゃないのとか妄想を書きましたが、移民の主体であるイスラム教徒は自殺が教義で禁止されています。

 

zetubou-akirame.hatenablog.com

 

当然安楽死にも反対です。気に入らなければほっとけばいいんですが、宗教ってやつはそうもいかないんですよね。ちなみにキリスト教安楽死抵抗勢力として反対してました。

 彼らは彼らで死んだ後に天国に行くために必死なんです。良いとか悪いじゃなくて、利害が対立するんですよね…。

 

で、そんな彼らがオランダやベルギーでは多数派になりつつあります。(スイスの状況はちょっとわかりませんがシェンゲン協定に入っているので増えてると思います。)

制度として確立しても、反対派が多数になれば、制度は廃止になるんじゃないかと思います。

また、制度が廃止にならなくても、テロを起こしたり、安楽死を執行しているクリニックを襲撃するなどする可能性もあります。 クリニックは泣き寝入りして閉鎖、もしくは安楽死の執行を取りやめる

という可能性もあります。他人の命を安楽に終わらす代わりに、自分が殺されちゃたまらないですし。

 

かなりネガティブに思われるかも知れませんが、イスラムの世俗化の奇跡を成し遂げたトルコが、最近原理主義に回帰しています。エルドアン大統領が女性に避妊するなという旨の宣言までしました。まだ罰則はないですが将来は不明です。

世俗化によって経済発展を享受していたトルコでさえ、イスラム教国家に戻ろうとしてる…それだけ彼らにとって宗教は大きな存在なのかなって思うと、可能性としては否定できません。

 

先日世俗派の軍部によるクーデターも失敗しました。今後、トルコは100年前のようなイスラム教国に戻っていきそうですね。さよならイスタンブール

酒は禁止され(現在も時間帯によっては販売が禁止されました)、女性は外を一人で出歩けず、職業も徐々に制限される恐れもあります。

トルコで独身で生きることを選択した女性が結構心配です。数が少ないから弾圧されそうで。

 

女性の権利~!とか言うとフェミニストっぽく聞こえてちょっとイヤなんですが、

イスラム圏の女性差別はレベルが違い過ぎて、「ここに自分が女として生まれてたらヤバイじゃすまねえ…」って怖くて眠れなくなります。

求婚を断ったら硫酸を顔に賭けられる(犯人はおとがめなし)、レイプされたら家の名誉を汚した!って親族からガソリンをかけて焼かれる、年齢一ケタの幼女をレイプして殺して木につるす、ろくな職に就けないし、結婚相手の男性ももちろん選べないし(まあ今でも選べる立場ではないですが断る権利はある)DV率60-90%

日本とちがって、DVの証拠を押さえて訴えても「別にそれは罪じゃない」っていわれるの、怖すぎです。女は家にしかいられないシステムなのに、その家で殴られるって、一体この人たちはいつどこで安心するんだろ。まあ全部の地域でそうではないことは知っていますが、15億人以上教徒がいるので、たとえ10%でも1.5億人ですよ

 

女の管理職増やせとか生理休暇作れとかそういうのは別にいらないんで、

 能力が同じであれば平等に採用される権利、平等に法で裁かれる権利、税金において男性と同等の権利、相続において男性と同等の権利がほしいだけです。優遇しろとか管理職にしろとか言いたいわけじゃないです。(要は今の日本のままの制度を保ってほしい)

 

話がそれましたが、外国人の安楽死を認めるべきかという議論もスイス国内でもあるようですし、今安楽死がある国も、将来にわたって制度が安泰かというと決してそんなことはなくて、約束されたものなんか一つもないってことです

それでも安楽な死を約束してほしいです。

 

あと、現実的な問題として末期の病魔に侵された状態で飛行機に乗ってスイスまで行って、医師の診察を受けて(現地で安楽死が認められないと判断される可能性もある)って、かなりつらくないですか?

安楽死した外国人の遺体の処理をどうするかで、現地ではもめているそうです。日本で制度化されればそんな心配もないですし。まあ渡航費用なんかもかかりませんし

 

安楽に死ねる薬を携帯できれば安心して日常生活を送れるのに